福祉施設の防水改修工事!(福岡市城南区荒江)
2020.10.15
現場トピックス
こんにちは。 今回は福祉施設の改修工事をご紹介します。
知人からのご依頼で、障害者福祉施設(事業所)の雨漏り改修工事を行わさせていただきました。
鉄骨3階建ての事業所で、階段室天井での雨漏り発生とのことで、早速調査に伺いました。
雨水が落ちてきていた箇所です。天井を解体し雨水の侵入経路を確認しています。
この写真は、階段室の最上部(塔屋)の屋根の状態です。排水不良と溜まった雨水が防水立上り(高さが低い)をオーバーフローしてしまい笠板金(上端の板金)との隙間から壁の中に侵入していることが原因でした。防水層も破損している箇所が見受けられました。
屋上の状態です。端の排水ドレーンにスムーズに雨水が流れてなく水はけも悪いことから、かなり苔が発生しています。聞くと一度も防水メンテナンスをされていない様でしたので、同時に屋上全体の防水工事もさせて頂く運びとなりました。
この木の箱は何だと思いますか?
なんとこの場所で日本ミツバチを飼育してはちみつを採取しているとのことでした。木で作った巣箱です。とても良いはちみつが採れるようです。
工事が始まり、最初に高圧洗浄機にて長年の汚れや苔を除去していきます。これだけでもきれいになった気がしてしまいます・・・
既存の目地の処理・下地処理・立上り壁の防水処理後、通気絶縁シートを敷き込んでいきます。
ウレタン防水で2層塗り目です。
仕上がって乾燥したところです。とてもきれいになりました!
反対側です。太陽の光が反射するほどです!
塔屋の屋根部分の防水仕上げです。板金部分まで防水を巻き込んで内部に雨水が侵入しないようにしています。
最後に日本ミツバチの巣箱をもとに戻して完了です。
この作業所は、社会福祉法人 福岡あけぼの会さまが運営されている『しののめ』という施設の1つです。障がい者の方と支援される方が様々な作業や取り組みを通じて、職業訓練・就労移行支援の場であります。
今回の改修工事で皆様が少しでも快適にお過ごしできればと思います。
ここのはちみつを手に入れたかったのですが、貴重なものらしく、今お願いしているところです・・・