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S様邸 土台敷!

2019.04.01

現場トピックス

こんにちは。 先週末、S様邸の「土台敷き」を行いました。

土台敷きとは、棟上げに先立って、出来上がった基礎の上に予め土台を敷きアンカーボルトで固定をしていく作業の事です。近年の木造住宅では棟上げ前に、床を合板で仕上げておく工法がほとんどですが、方法は様々です。

上の写真の様に、木材に印字された番付通りに土台大引きを組んでいきます。                 土台と基礎の間の要所要所に黒いものが見えますが、これはキソパッキンと言って土台と基礎の間に20㎜の隙間をつくり、全周で換気ができる為のものであり床下の乾燥状態を保つには欠かせないものです。                                         又、ひと昔前の基礎のつくりでは,換気口が4mおきにみられましたが、それが途中に無いことにより、コンクリート基礎自体が一体化し途切れることもなく強度上非常に有利です。

これは、土台と大引きの間に85㎜厚のポリスチレンフォームという断熱材をいれているところです。ジョイント部分には気密テープを貼り、建物内部を床下空間に対しての気密化をより高めます。

床の断熱処理が終ったら、今度は合板張りです。28㎜厚の針葉樹合板を張り、構面として建物の一番土台となる部分全体の強度を高めます。                                       写真の白い液体は、合板表面の撥水性をもたせるための撥水材を塗布しているところです。                上棟まで、雨は降らない予報ですが、念には念を…

完了!!                                              ポコポコ立っているのはホールダウン金物といって基礎と土台と柱を一体で固定する金物です。地震力や風圧に対して柱ごとに引き抜きの計算を行い位置・本数が決定されます。                                    最後にシートをかけて、あとは上棟げ当日を迎えます。

ここは、前面道路がかなり狭く材料の搬入が大変困難でしたが、皆さんの配慮や協力でなんとかなりました。これからもご協力よろしくお願いします!

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